◆山田サトシ展 DM用に届いたいくつかをご紹介します。
てびねりで作られたポットです。
てびねりというのは、ロクロではなくねんどを紐状にしたものを積み上げてゆき、厚みを整えつつ、形作ってゆく方法です。
本体と注ぎ口、取っ手、漉し器と細工が多い急須やポットでは、ロクロでそれぞれを薄く作り細工しやすく作る作り手が多い中、山田さんのてびねり作品は、粘土の重々しさを感じさせません。
ロクロもてびねりもそれぞれに大変な作業ではありますが、てびねりでそれも削り無しでこれほど軽やかにポットや急須が作れてしまうのは、山田さんの手がねんどの柔らかさや厚みを感じ取り土の声を聞く手を
持っているからこそだと思います。
こちらは、沖縄で泡盛などを注ぐ「酎家」ちゅうかぁと呼ばれ親しまれているものです。
こちらもてびねりの柔らかな表情に趣があります。
ツルの部分は、真鍮です。これで引き締まった雰囲気になっていますね。
キリッと冷えた、冷酒を注ぐ風景を思い浮かべてしまいます。
◆匙屋企画展
山田サトシ ー土のキモチー
2010 8月25日(水)〜31日(火) 会期中無休
12:00〜19:00
山田サトシさん28日(土)在廊
山田サトシさんは、土に無理をさせない手を持っているから
土がきもちいいと言っている。
計算や器用さだけでは、こうはいかない。
じんわりと見えてくる愛らしさを感じていただけたらと思います。
魔物から人や家を守るとされているシーサー。
山田さんのシーサーは、荒々しいものから愛嬌のあるものなど多彩です。
手び練りで作られた急須は、手元においてうれしい表情。
沖縄での暮らしの中で目にする「沖縄の碧・青」をモチーフに
作品が並びます。ぜひご覧ください。 匙屋
DM紹介文より
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◆さかいあつし参加企画展
終了しました。暑い中足をお運びいただきありがとうございました。
「 お膳のこと 夫々の・場所・形 」 企画・堀仁憲
間・kosumi<東中野>
2010年7月23日(金)〜8月1日(日)会期中無休
木下宝(ガラス) さかいあつし(木) 坂野友紀(金属)
冨沢恭子(柿渋染) 中野知昭(漆) 堀仁憲(陶)
色々な素材が集まって、お膳のカタチをつくりました。
お膳を通じて、食や暮らしのカタチを見つめ直せたら
と思います。
7月恒例になった間・kosumiさんでの作家による企画展。
作り手ならではの視点で毎回遊びのある展覧会でこの機会にしか見られない作品も多数。
5回目の今年はやきものの 堀仁憲さんによる企画です。
今回、匙屋のさかいあつしは器達を包み込むような役どころ、「お膳」に挑戦です。
他に匙、お箸、お盆など準備しております。
素材と対話しながらつくられた生活道具からみえる
暮らしのカタチをご覧下さい 。
この企画に合わせて小冊子を上梓いたしました。
「夫々の・場所・形」 堀仁憲編集
併せてご覧下さい。
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◆匙屋企画
「オフビートな」 翁再生硝子工房展
森岡永世
菅深雪
終了しました。蒸し暑い中、雨の中、本当にたくさんのお客様にお越し頂きありがとうございました。2人の「キレイ」「使いやすい」だけではないガラスと言う素材を楽しんでいただけたことと思います。
2010年 7月2日(金)〜11日(日) 12:00〜19:00
会期中7日(水)はお休みです
「きれい」 「使いやすい」だけじゃないオキナ工房の硝子器にはオフビートな魅力があります。
技法上、制約の多いリサイクルガラスを自由自在に使うお二人の硝子器は、気取ってないのに日常に別の調子を与えてくれます。
「良い」の多様性に広がりを感じない近頃、お二人の自由な作風は私にとって貴重なスパイスです。
毎夏ご好評、風鈴。金魚が泳ぐペーパーウェイト。
ランプシェード。匙屋からの要望はめだか鉢。
色形いろいろなグラスが並びます。 ぜひ、ご覧下さい。 匙屋
おふたりの在廊日 2・3・4日
オキナ工房のblogも楽しいですよ。→
コチラ